HELLO REALWORLD

本ブログで真面目なことを書くので、こちらではごく日常的な雑記で行きたいと思います

参院選の投票率27.30%と知って【投票に行こう】

 

 

follow us in feedly

 

 はじめに

今更だけど、今回投票に行かなかった人は投票に行こう。

 

期日前投票

27.30%はすごく低い。自分の国の政策を揺るがす人々を選出するにはあまりにも少ない人々の意思だけで決定がなされている。期日前投票を使えば行くのが難しいということもない。理由は仕事でも旅行でも何でも良い。遊びの予定があるから投票日は空いていませんなら、それでも構わない。

公民館だったり何らかの施設で投票ができるようになっている。夜に20時まで空いてたりする。出掛けたついででも良い。

 

「投票は義務ではなく権利である。だから投票に行かなくても自由である。」と考える人も少なくない。そしてそれは実際そうであると思う。

 

ところでその権利を行使しない理由はなんだろうか。大抵は、「誰に入れれば良いかわからない」とか、「入れたい人がいない」とか、「興味がない」とかであると思う。仮に投票が義務化されながらも、その義務を果たさなくとも全く処罰がなかったとしたらどうだろうか(投票しなかったことが誰かに責め立てられることもなければ、バレることもない)。

そうしたら、変わらず投票率は低いままだと思う。多くの人に取って、結局のところ投票に行くということ自体が極めて面倒なのである。時間を割いてまでやりたいと思えない、という意思があるのだ。それならそれで仕方ないと思う。ただし、そうならば義務だとか権利だとか高尚なことを言うのは辞めたほうが良い。筋が通っていないのだから。

 

大企業を抱える自治体

たとえ話をしよう。あなたが大企業を抱える自治体の長であるとしよう。その大企業からは多額の税金が収められている。この企業に拠点を移されては非常に困るのである。さぁ、大企業優遇するという政策は仮に「良くない」と思っていたとしても、若干、大企業に気を使った政策をしてしまうのでないだろうか。

良い悪いはわからない。それが企業と政府の共存のあり方なのかもしれないし間違っているのかもしれない。どうであれ、意思決定を人間がしている以上、あるべき真実の姿がどうであれ、決定された事実だけが世の中を変えてしまう。

 

誰に投票すれば良いのか

これは誰にも答えはわからない。自分がこうであってほしいという政策の人に入れればいい。僕は究極には白票でも構わないと思っている。投票は匿名だから、誰が誰に入れたのかなんてのは全くわからないわけであるが、性別や年齢など、何らかの属性に基づいて統計データは取られているであろう。

 

白票を入れたところで、今回の投票には全く影響を及ぼさない。しかし次回の選挙には影響が出るかもしれない。

 

誰が誰に投票したのかが分からなければ、誰が白票だったのかもわからないのである。そうであるならば、「ある年齢のある性別の人が投票所に票を入れに来た」という事実だけは残る。

もしも投票所に来た人の年齢の統計が20代大多数だったらどうだろうか。いくら正義感の強い政治家でも、この票をいかにして獲得するかを考慮しながら政策を考えるはずだ。 逆も同じだ、高齢者が投票者の多数を締めていたならば、次回もこの層からの得票を狙うのである。

 

あなたが若者なら

もしもあなたが若者で、若者冷遇・高齢者優遇の政策が多いと嘆いているとする。そして候補者には若者を優遇する政策を掲げた人は一人もいないとしよう。そうしたら、誰にも票を入れたくないと思うのは仕方ないことだろうと思う。そうしたときに、ならば投票に行かないということになるのか、白票だけでも入れに行くのか。

自分たちは影響力を持っている、あるいは選択をする気持ちがある、ということを知らしめることが大事なのである。その中で、自分の考えに合う政策の人がいれば名指しで投票すれば良いのである。

あなたが地方の人間なら

中央集権、権利集中型の社会を好まないかもしれない。そうならその意思をしっかり伝えなければいけない。正しいか間違っているか、そんなことは誰にも決められない。大抵は都合が良いか悪いか、好きか嫌いかで選ばれてしまう。投票に行く人はほぼ全て政治のド素人だ。あなたが動かなければ、あなたが思うようにはならない。

あなたが中小企業のサラリーマンなら

大企業優遇の政策に不満を持っているかもしれない。日本の企業のほとんどは中小企業なのだ。そんな中小企業をないがしろにしていてはやがて国力は下がるかもしれない。大企業はそもそも人数が多いのだから、大企業優遇政策があれば、その企業に勤める人たちはこぞって票を入れてくるかもしれない。そんなのでは勝ち目がない…?

違う、最初にいった。日本の企業のほとんどは中小企業なのだ。中小企業に努めている人のほうが圧倒的に人数に利がある。

 

最後に

若者だの地方だの、中小企業だのを例にしたが、別に僕は、どの立場の味方でもない。自分と将来の自分の子供世代の味方なのである。それより更に100年以上先のことまで考えているかと言ったらそうでもないかもしれない。何が正しくて何が間違っているのかもよくわからない。

だけど投票には行った。

誰に、どこに入れたのかは言わないが、僕みたいなアホが票を1つ入れたのだ。恐ろしくないか?「間違った投票を入れるくらいなら、黙って見とけ!」と思ったりしないか?しかし、今回投票に行った27.30%は投票に行かなかった人から見れば、僕と同様、何を考えているかわからん恐ろしい人たちかもしれない。そしてその票で政治家を決めているのだ。

投票に行かないで納得がいくのは、性善説を信仰し、しかも偶然にも自分と同じような利害を想定し投票している人たちが27.30%のうちほとんどであると考えている人だけのはずだ。

それか、本当に社会などどうでも良いと思っている人かだ。社会など心からどうでも良いと思っていて、投票に一ミリも興味がない人はここまで記事を読んでいないだろう。ここまで読んでるなら、次回は行ってみよう。