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本ブログで真面目なことを書くので、こちらではごく日常的な雑記で行きたいと思います

【良い人生のために】アウトプットしろ!!!!

 

 

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はじめに

僕は勉強をすることが嫌いで、高校の自分は成績不振で親が召喚されたり、テストの追試で居残りをしたり、留年の危機が迫り(確か古典の授業をサボりすぎたのだ)職員室に呼びだされたりした。

そんな自分が今や、かなりの勉強好きらしい。自覚はないが周りと比較するとどうやらそうらしい。なぜ勉強が好きになったのかというと、自分がレベルアップしているという実感を得られるからである。要は自己満足であるのだが、これは生きていく有限の時間をわざわざ勉強に費やしてやるためのモチベーションとしては極めて重要であると思われる。

 せっかくの人生なのだから楽しく生きたほうが良いではないか。そしてことが上手く運べたほうが良いに決まっている。そのうえでとっても重要なことが「アウトプットする」ということだと自分は思うのだ。アウトプットは人生を豊かにする。

 

アウトプットの重要性

勉強の楽しさを感じる

高校までの自分は、勉強なんてやってなんの価値があるのかもわからなかったし、自分が成長している実感を得ることもできなかったので、やる気が出ないのは今でも仕方なかったであろうと思う。

 もしも今の記憶を何も持たずに、高校時代に戻ったら、やはり同じことを繰り返すだろう。仮に「勉強をしておけば大学受験が楽になったぞ、良い大学に行けたぞ」ということ記憶を持っていったとしてもヤハリ勉強をサボったことだろう。そんなことは自分のモチベーションにはならないし、知っていたことである。

 ではどんな記憶を持っていけばあの頃の自分は勉強熱心になっただろうか。それはきっと、「勉強が楽しく感じる実行方法」に関する記憶であろう。

 

この記憶さえあれば、高校で与えられた勉強内容を先ずは片付けてみて、勉強の楽しさを知ったことだろう。ただし、ここでいう勉強の楽しさとは「勉強することそれ自体の楽しさ」である。何も「数学嫌いが数学それ自体を好きになれ」とか「古典や歴史を心から楽しめ」と言っているのではない。

 何を学ぶにしても、今よりもどこか成長しているという実感を得ることこそが「勉強の楽しさ」だと僕は思う。そして、重要なことは、成長している実感はアウトプットをした時に感じるということである。具体的には物事が上手く進められた時だ。前の自分では無理だったことが、今はできるようになっているという快感は本当に素晴らしい。

 アウトプットを続けることが、勉強の楽しさを引き出してくれる。これを知っていれば、たとえ当時嫌いだと感じていた教科ですら、もっとマシに勉強できたのではないだろうかと思う。

 

アウトプットで成長するために

アウトプットをすることで勉強の楽しさを実感できるのだが、これは成長があって初めて感じられることである。もしもイタズラにアウトプットを続け、失敗を繰り返し続けてしまったら、かえって何もかもが嫌になってしまうに違いない。

ここで重要なことを述べておこう。まず、インプットよりアウトプットのほうが頭への定着に大きく貢献してくれるらしい。

すなわち教科書を何度も何度も読み込むのもそれはそれで勉強になるのだが、ある程度読んだら具体的な問題を解いてみたり、誰かに説明してみたり、「頭にあるものを外に向けて出す」という作業をしたほうが良いのである。

 

また、アウトプットしていると自分がちゃんと理解できていないことなどが浮き彫りになる。これはインプットしているだけでは中々分からないことだ(インプットしている時というのは、基本的に正しい知識を頭に覚えさせようとしているフェイズであるから)。

 理解できていないことを浮き彫りにできたら、それを次は補強していけばいい。これで穴を一つ潰した。受験で言えば、これまで出題されても解けなかった類の問題を潰すことができるということになる。

 

インプットしてもたいていは完璧ではない。アウトプットをしながら自分の誤りをフィードバックして、次に学ぶべきことを明らかにする。そしてそれをサッとインプットして、再びアウトプットを続ける。このようなサイクルが極めて大事である。

こんなことは、アウトプットして現状を見えるようにしないとできない芸当である。

 

今はあたかも受験勉強を想定して言ってみたが、実際はこの限りではない。アウトプットで自分の得意不得意を明らかにしたならば、得意な部分をさらに自分なりに工夫してみるというのも大事な成長方法である。こちらは、より一層楽しさを実感できる。

僕は高校時代、勉強が嫌いだったことを先に述べたが、結果として自宅浪人をすることとなった。アウトプットしつつ、自分の得意な部分を掘り下げることの面白みに気づいた僕は、ひたすら物理と数学だけをやり続けた。

総合力勝負の受験では結局痛い目を見たのだが、工学部に進学した自分としては、その後の勉強が随分楽になったのを覚えている(だからといって、受験に合格するのが目的ならば、不得意の解消も大事だよ)。

 

 

アウトプットの具体的方法

セルフレクチャー

もしも常に教科書の意見を疑い、自分の意見をぶつけながら(アウトプットしながら)教科書を読み進められるのであれば、それは素晴らしいことである。しかし、既にその分野に対する知見がなければなかなか難しい。なので、インプットがある程度進んだら、ぜひこのような勉強法を取ってみて欲しい。アウトプットとフィードバック、新たなインプットを極めて高速に回せるようになる。

このような方法を僕はセルフレクチャーと読んでいる。自宅浪人時、誰も教えてくれる人がいなかった(親は商業高校・工業高校卒なので勉強はわからなかった)という環境で、自分で教科書に質問し、自分でその質問に(教科書を見ながら)回答することで勉強を進めたのである。

 

質問はある程度インプットをしなければできないし、その質問に答えるアウトプットは更に難易度が高い。必死になって教科書の中身を更にインプットしつつ、ちゃんと自分で納得行くように加工して説明しなければならなかった。これは素晴らしいアウトプットの形の1つである。

 

恐らく、このような姿勢を養っておかなければ、大学生、大学院生のときに非常に困る。なぜなら論文を読む姿勢というのは基本的にこういうものであるからだ。もしもセルフレクチャーで論文の理解が進まなければ、自分の勉強不足かあるいは論文側に何が問題がある可能性がある。前者ならば勉強の課題が見つかるし、後者ならば論文を書くネタになる。

 

いや、社会に出てからも困る。アウトプットしなければ周りから意見を得ることもできない。仮に素晴らしい考えや構想を持っていようとも、アウトプットしなければ評価されることはないのである。

 

勉強の記録を残す

勉強の記録を残すことも一つの手段だ。

ただ勉強の記録を残す姿勢として間違ってほしくないのが、例えば教科書に書いてあることをひたすら盲目的に書き写すのはやめてほしい。そんなことしたって、既に完成品(教科書)があるのだから無意味である。

ノートなりワードなりに、勉強の記録を残す意義は「アウトプットの場を作る」ことにある。教科書なりなんなりの内容を一度頭で咀嚼してみて、それをノートなりワードなりにアウトプットするのである。このときは自分の言葉になっていて構わないしそうであるべきだ。

 

そして勉強の記録をしばらくして振り返るのだ。「あのときはこんなことに苦労していたのか」と思うことが意外とある。これは自分の成長を実感する良い機会になる。一方で「あれ、こんなことすっかり忘れていた。勉強になったなぁ」と思う時もある。これは復習の良い機会である。

勉強の記録を残すのにブログは本当に上手く使える。

同じようなところで躓いている人に、知らず知らずのうちに貢献できるし、アウトプットに対するフィードバックも集まってくる。もともと僕がブログを始めた経緯は(ブログ上で何度も言っているが)勉強の記録というアウトプットの場を作るためであった。

本当に大成功したと思っている。勉強のモチベーションは明らかに跳ね上がった。

 

議論する

議論はもちろんアウトプットの場として最高である。ちゃんとフィードバックも帰ってくる。正しい議論する人や環境はしっかり選ばなければならない。

結構多くの場面で、結論ありきで相手を言い負かすことが目的になっているケースが見られる。お互いの意見をブラッシュアップするという本来の目的は完全に失われてしまう。「間違った意見を持ってきた奴が負けだ」なんて雰囲気を持ち込んでくる奴とは議論などしてはいけない。時間の無駄だ。だいたいそうなると何も面白くない。

そういう意味で、理想的な議論はアウトプットの最高の場なのだが、実際のところ個人的には特別推奨しないというのが実情だ。先ずはセルフレクチャーとブログなどで記録を残すほうが確実に良いアウトプットができると思われる。

 

最後に

アウトプットすると成長を通じて勉強の楽しさを実感できる。もうこれ自体が自分にとっては最高に楽しい。続いて、成長していくと自分がそれなりに強い部分が生まれてくる。すると活躍する方法や場面もある程度検討がつけられるようになる。その部分でアウトプットを出すことで成果にも繋がる。

 

楽しく生きるためにドンドンアウトプットをしていって欲しい。

また下記の書籍を最近になって見つけた(というか最近の書籍だった)。「脳科学に基づいている」らしい(なんか胡散臭いよね?)。科学的是非はともかくとして、個人的には非常に納得の行く内容になっていると思う。というか大体同じである…!