はじめに
ここではブログを書き続けるモチベーションについて書く。
一言二言でも書けばブログを書いていることにはなる。それをルーチンにしてしまえばブログは書き続けられる。しかし当然ながらそんな状態では自分自身がどこかで折れてしまう。
今回は主に
の方を書き続ける時に感じたことのまとめのようなものになる。
(一応、この記事を書く時点で、HELLO CYBERNETICSの方は月間PVが13万程。読者は500人を上回ったところであり、それなりに順調なブログであると思う。)
続けるモチベーション
リターンが得られる
ブログを書き続けるモチベーションで大事なのは、リターンが得られることだと思う。これは必ずしもブログを書き始めるモチベーションとは一致しないかもしれない。
少なくとも私は、ブログを書き始めたのは単に自分の勉強内容をまとめるためであった。しかしブログを続けてこられたのは、それをやっているうちに、自分自身に十分なメリットがあると実感したためである。
一番てっとり早い話が「お金」である。
アフィリエイトなどでお金が入ってくることが確実であれば、誰でもブログをやりたいと感じるはずである。これは説明するまでもなくそうであると思う。自分が続けてきたブログに関しては、特に収益性が高かったわけではないが、ゼロではない。これはブログを続ける動機の1つになっている。
また、得られるリターンの形は様々である。技術系のブログで情報を発信しながらTwitterをやっていると、自然と情報も集まってくる。私にとってはこれはかなり大きなリターンであった。
得られるリターンが何なのかは、ハッキリと実感したほうが良い。
きっとブログを続けている人は知らずのうちに、何かしらが得られているだろうが(例えば文章力が向上しているかもしれない)、それが自分で何か分からないのであれば続ける意義を保ち続けるのは難しいと思う。
ちなみに本ブログはグーグルアドセンスとアマゾンアソシエイトプログラムに参加している。
メモ用紙となる
実は調べごとをするときに、自分で自分のブログを参照することがある。
時が過ぎると、ブログに書いていたような内容(当時は知っていたこと)が、すっかり頭から抜けてしまったりする。
そんなときに調べごとをしてみて、自分のブログ記事を読むことがある。要するにメモを残して置けるということもモチベーションになる。メモをみかえしてみたときに「なるほどそういえばそうだったか」と、感心できれば自分の記事の出来栄えを評価してもいいだろうし、もしかしたら「わかりづらいな」と感じるかもしれない。
そうしたら記事を修正することもできるし、次に活かすこともできる。自分とその他の人間の感性は異なるが、少なくとも自分で書いた記事が自分でナンノコッチャわからないのであれば、他の人にはもっとわからない。
先にも述べたが自分の文章力を確認し、向上していくという役割にもブログは使える
と思われる。
新しいことを学びたいと思える
当然世の中が本当に求めているものをコンスタントに書くのは難しい。そんなことができるのであれば誰も苦労しない。これはブログが軌道に乗ってきたという段階になると強く実感する。
ブログを継続したいので、ブログのネタになるような内容を積極的に探すようになる。つまり、これまでは知らなかったが、
世の中が求めそうな情報(読まれる内容)を積極的に調べて学ぶようになる
のである。自分は圧倒的に主体的に動作できるようになった。間違いない。
ブログをやろうがやらまいが、世の中が求めていることを知り勉強すること自体は良いことだし、自分にとって明らかにプラスである。現実の世界では「なんで、そんなことまで知ってるの?」と驚かれることもしばしばある。よもや楽しくてやっているので「勉強している」という実感は正直ない。これは素晴らしいことである。
そして、それを記事でまとめておけばメモにもなるしリターンが得られたりもするのだから、こんなに美味しい話は無い。
続けるための具体的なコツ
ブログのデザイン
一度軌道に乗ってしまえば書き続けられるものであるが、
特にブログを書き始めたときには、意外とブログのデザインというのが重要になってくる。
別に対して聞いてもいないCDを並べてみたり、読んでもいない本を積んでみたり。それだけでなんとなく満足感が得られる経験は(バカバカしいかもしれないが)あるだろう。
それと同じようなもので、
デザインを整えるとなんとなくブログをやってる感が増す。自分で自分のブログという場所を気に入ることができる。
そして、せっかくだからその場所を整えていってみようと思える。
HELLO CYBERNETICSは技術系のブログなので、基本的に内容のわかりやすさで勝負してきたつもりではあるが、読む側にとってデザインが整っていることに越したことはない。適宜デザインは最低限見なおしてきたし、実際、デザインを変更した後には不思議と気持ちが入った
しかし自分はHTMLやCSSに関しては全くのド素人である。それでもはてなブログは便利なことに、他の優れたデザインセンスを有している方のデザインを使うことができる。CSSの設定に関してもやり方は調べればいくらでも見つかる。はてなブログのコミュニティは強力なようだ(他を使ったことがないので実際はしらんが、自分にとっては十分情報が得られる環境だと感じた)。
くだらないと思っても書いてみる
ブログで記事を書くときに、せっかく書くのだから!と意気込んでしまうときがある。あるいはそうしなければならないと思っている人もいるかもしれない。ブログなんてのは至って個人的なものである。別に素晴らしい必要などどこにもない。自分のブログも、きっと全く読まれていないであろう記事もある。
別に他人の酷評を気にすることはない。というのも、読まれないような記事なんて認知もされないので、従って酷評もされない。
ブログは加点方式である。しょうもない記事を書いたからって、ブログの評価全体が減点されることはない。
だからくだらないことだと思っても書いてしまえばいい。納得行かなければ公開しなければいいし、下書きとして保存しておいて、あとから付け加えて記事が仕上がることも多々ある。
そうこうしているうちに、何かしら記事がヒットしたりする。しばらく続けていると、読む人が定着してくる。そういうものである。きっと素晴らしいプロブロガーでさえも、とにかく記事を書き続け、そのうちのどれかが読まれているのであって、全ての記事が大ヒットしているわけではない。
数字を意識する
一番いいのは収益である。アドセンスでお金が入ってこればこんなにうれしいことはない。
HELLO CYBERNETICSはニッチなブログなので、それほど収益性が高いわけではないが、新たな勉強をするために本を月に数冊買ったりすることはできた。
数値は目に見て分かる指標なのでモチベーションを維持するには非常に有効であったと思う。
はてなブログなら読者数なんかは良い指標だ。シンプルに読者が増えると嬉しい。
アクセス数などでもいいだろうし、はてなブックマークが増えると結構良いことがある(はてなブログのトップで掲載されたりする)。とにかく自分のブログを何らかの数字で見ることができれば分かりやすいのである。
ブログがきっと誰かのためにどこかで役に立っているのは間違いないし、文章を書き続けることで少しくらい自分のためにもなっているのは確実である。そうだと心で分かっていても実感ができなければ意味がない。数字はブログを書いてきたということを実感するための非常に有効な手段である。
一喜一憂しない
すごく力を入れた記事が、泣かず飛ばずであるということもしばしばある。あるいはSNSなどの流入によって爆発的にアクセスを伸ばすこともしばしばある。
数値を意識しろと言った直後で申し訳ないが、一時的な数値だけを見て一喜一憂するのはやめたほうがいい。
数値を意識するのは、ブログを続けるモチベーションの維持として有効であろうが、その数値で一喜一憂するとむしろ続けることが困難になることが多い。本末転倒である。
頑張ったのにあまり見られることがないというのは、分かりやすい落ち込む例であるから、詳細は省く。一方でSNSの流入で大喜びすることが、なぜブログを続けることを困難にしうるのかについて述べる。
まず、それはかなり偶然なので、日に日にアクセスは減少する。そして、次の記事では人が減ったように錯覚する。人が減ったのではない。戻っただけである。
そして、SNS受けを無理に狙った記事を書こうとしてしまったりする。人に求められる記事を書こうというのは良いことではある。ただし、
SNSで大ヒットするかなんてのはただの偶然である。ヒットしようがしまいが、求められる物とそうでない物は決まっている。
求められているものを書いており、かつ謎にリツイートが広まったりしたときに流入してくるだけのことである(大変ありがたいことだが)。大ヒットしなくとも、求められているものを書いているのであれば、次第に人は増えていく。
当然世の中が本当に求めているものをコンスタントに書くのは難しい。そんなことができるのであれば誰も苦労しない。
だから先にも述べたとおりくだらないことだと思っても書いてみる。その中のどれかが求められているものならば、加点方式でブログが評価されていくのである。
以下の記事では以下にアクセスを伸ばし、加点していくかの考え方を書いている。是非参考にして欲しい。
【アクセスを伸ばすために】ブログを読みに来る人たちを想像する【どんなコンテンツを提供するか】 - HELLO REALWORLD
終わりに
大見出しの後に、それっぽい写真を挿入すると良かったりする。
この記事では面倒なので一切やっていないが、大抵の人はブログの記事を上から順に一文ずつ読んでくれたりはしない。さらっと、飛ばして全体像を見るか、最初の段階で戻るボタンを使って行ってしまう。
そのときの第一印象が写真で決められてしまったりする。人を惹きつけるためのパフォーマンスも時には必要な場合もあるということだ。ただし固定客がついてくると、別にそんなことは関係なくなるだろうとは思う。1つの小技のようなものである。
個人的にはスマホなどで見ているときに、意味のないパフォーマンスとしての写真ばかりだと、スクロールが面倒だと感じる。なので本当に最低限、大見出しのあとくらいで自分は良いと思っている。
(ただし、図や表など、意味のあることをグラフィカルに見せるというのは素晴らしいことである。これは自分に余裕がある限りは、やってあげたほうが親切だと思う。)